コロナ禍の今！中国映像関連企業が助け合いの共同声明を発信

現在、中国国内のコロナウィルス対応阻止戦は十分な成果を得て、常態防疫段階に進んでいる。今回のコロナウィルスに対する防疫戦において、メディア・制作会社・配信プラットフォームは、コロナ禍の状況において防疫に関しての、使命と責任の理念を抱き、公益・愛国心・責任感を発揮し、防疫戦おいて重要な役割を担った。さらに防疫ストーリーの創作者、犠牲精神の伝道者でもある。彼らは実際の行動で、民衆を中心にした創作活動をし、奮闘する人生を謳歌・美しい人物像を描き・時代を描く歴史的な役割を果たした。

同時に、コロナウィルスの影響は映像関連業種に重大なダメージと厳しい試練を与えた。企業の規模や業績を問わず、個人も各プラットフォームも困難に直面している。どう対処すれば正解なのかもわからず、生き残るか消えるかの瀬戸際で、既に静かに姿を消したものもいる。共産党と政府は多方面から映像業界へ支援をし、映像業界は防疫しつつ、再開に向けての準備をする大事な時期を迎えている。確かなことは、長い期間の困難な日々を過ごさなければならないことへの心の準備をしつつ、ポジティブに成果を出す精神も忘れてはいけない。

自信を取り戻そう！団結しましょう！困難を一緒に乗り越えよう！業界自己復興の認識と方法をもて、共産党と政府の予定・就業・資金を安定させる方針に従い作業を再開し、全国の経済復興・同じく奮闘している他業種・視聴者に安心・温もり・信念を届ける作品制作に努力すべき。

この困難を乗り越えるため、共産党と政府の政策のもと、中国広報テレビ社会組織連合会（略：中広連）、中広連テレビ製作委員会（略：中制委）、中国ドラマ制作産業協会（略：中制協）および首都広報テレビ番組政策協会（略：首制協）など組織の呼びかけのもとで、以下を提案する：

①心を1つに力を合わせて、困難に向かって突き進む。大事な年に大事な動きを、偉大なる時代に偉大なる作品を捧げる。今年は全面的に小康社会を築き、「十三五」企画目標を実現する年であり、三大攻略戦の最後の年でもある。中国は第二回目の100年目標に向けて新しい階段を登っている。偉大なる事業には偉大なる精神が必要、エンタメ業界はその精神の旗を掲げ、コロナ禍の現状において困難を恐れず、使命を忘れず、生活を描き・偉大なる瞬間を記録・時代の石碑を建てるべきである。「3つの重大」を中心に、歴史にふさわしい作品を作るべきである。

②丁寧で厳粛な制作スタイルを提案し、無意味な内容には反対する。話数の規定をかけ、ハイクオリティーな短編作品を推奨。「国広報テレビ総局による、テレビ・ネット配信ドラマ制作管理をさらに強化するお知らせ」（以下「広電10号文書」）により、過度なビジネス性・経済利益を求めるためにわざと話数を伸ばし、ストーリーに無駄な内容を入れ、芸術性の低下・視聴体験への影響が出る問題を解決するために、ドラマ制作指標を量産からクオリティー重視に変える。ネット配信プラットフォーム3社と映像制作会社6社は、政府に応え、ドラマは40話以下に抑え、30話を基準にする短編制作、ハイクオリティーで視聴者の好評を得られるドラマを制作する。

③節約を推奨し、浪費と悪質な比較を無くすべきである。広電10号文書の指導の元、中広連・中制委・中制協・首制協の意見に積極的に応え、制作に有利な環境作りに務める。
ドラマとバラエティ番組制作の各ステップで厳密にクオリティチェックをし、各法律や法規にある基準・要求に従って制作費・資源を使用し、節約に励み浪費をなくす長期的な働き方を探る。出演者の報酬・待遇・ランク付けの管理を徹底し、出演者の報酬は全て労務費および契約にある他費用とし、投資者はそれ以外の追加費用を支払わない。悪質な他人との比較を無くし、出演者のランク付け・出演者の選定権利は全て契約内容に従って投資者・製作者が所有する。権利保有者以外は無理な要求や強制的な要求などにより、制作の邪魔をしてはいけない。出演者の付き添いは契約に従って、一定の人数に限り、撮影に過度な干渉をせず、不合理な要求は断ること。創作者・投資者・発行者の合理的な権利を守り、業界の正常な制作秩序の維持に努めること。

④ともに困難を乗り越え・コストを抑え・リスクを分担し・自信を取り戻すことを推奨する。統計データによると、コロナ禍期間中に撮影が停止したドラマは60本、延期したプロジェクトは100本、ドラマ出品数は2019年より30％減少。配信企業の収入は大幅に減少し、広告だけでも30％以上の収入が減少する見込み。制作企業の流動資産が厳しく、上場したメディア企業の株価は暴落。ニュースによると、1クォーターで6600社以上の映像企業が抹消登記をした。
世界のコロナ禍の状況と経済状況をみると、収益の大幅減少が想定できる、尚且つ長期に渡っての低迷期に入ると予想される。メディア業界は他業界と同じく、価格調整と予算調整のプレッシャーに直面している。そのため、広電10号文書の指導の元、各関係協会の合理的なコストに関しての意見を受け入れ、困難な時期に業界全体・関連企業・全ての制作チームが力を合わせて乗り越えていくべきである。コストを削減し、投資を慎重に、利益だけ求めてリストを無視する不合理な要求を断り、市場が受け入れやすい金額設定に戻す。三大ネット配信サイトと六大制作会社は、即日からドラマ・バラエティーの各ステップの制作コスト・価格設定を調整し、出演者の報酬に限らず、備品購入などのコスト管理を整え、市場状況に従って調節が効き、バランスの良い、意見交換の上で価格を決めるシステムを作る。

⑤清廉を推奨し、貪欲により信頼を失う現象をなくす。職権を濫用し、協賛企業や他関係者へ利益を要請・受取・提供・転送、現金・買い物カード・実物・株・証券・旅行あるいは他実物にあてはまらない利益の受け渡しを禁止する。三大ネット配信サイトと六大制作会社は共同でブラックリストを作り、横領などの事実確認が取れた場合、即協力関係を解除し、法律によって関係部門・関係者の責任を問い、犯罪になる場合は司法機関に移る。
契約精神を強化し、契約内容を厳密に守り、社会道徳・秩序を守る。企業や個人の背信行為による、関係者に重大な損失をもたらした場合、法律に従って責任を問い、背信行為に関する新しいリスク回避条例を契約に追加する。

習近平主席によると、過去何千年の歴史の流れの中、中国は順風満帆ではなく、多数な困難に直面したが乗り越えることができた。その一つの要因は、中国の民衆が代々育んできた個性的で奥深い文化であり、中国がいくつかの困難を乗り越えたのは、その心理的な支えがあったからこそである。歴史と現実は、中国が文明を作る強い力を持っていることを証明している、危機が迫る瀬戸際に、文化は国の変化・時代の流れを反映し、民衆や国へ声援を送っている。

私たち映像事業者は、このコロナ禍の中でも、初心を忘れず・使命を心に留め、団結一心・国と民衆とともに努力すれば、乗り越えられない・克服できない困難はないことを信じている。私たちはより団結し、より強くなり、中国の偉大なる復興事業において、より美しい詩篇を描くだろう。

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