プロダクトプレイスメントの歴史

2022.07.01

歴史をイメージしたイメージ画像
海外ドラマ制作・ローカライズプロデュースを行なっている株式会社AKATSUKIです。
今回はプロダクトプレイスメントの歴史について解説をいたします。
プロダクトプレイスメントとは、映画やドラマなどの作中に実際に存在する企業や製品を映り込ませることで、消費者に対してより自然なイメージアップや認知向上を図る広告手法のことです。
生活する上で「あれ、この商品って、ドラマで主人公が使っていたものと一緒だ!」と感じたことはないでしょうか?
実はそれプロダクトプレイスメントかもしれません。


(最近では特に韓国ドラマなどで某大手チキンチェーン店や某緑と黄色のサンド店など多く見かけますよね。)
今回はそんなプロダクトプレイスメントの歴史について簡単に解説していきます。


プロダクトプレイスメントの歴史について

プロダクトプレイスメントの始まりは1955年に公開されたハリウッド映画である『理由なき反抗』と言われています。劇中で主演のジェームズ・ディーンがポケットから櫛を取り出して髪を整えるシーンが何度も登場するのですが、公開後、ジェームズ・ディーンが使っていたものと同じ櫛はどこで買えるのかという問い合わせが殺到したそうです。このエピソードにヒントを得た映画会社は、新たなビジネスモデルとして意図的なタイアップを図ることをはじめました。
これがプロダクトプレイスメントのはじまりと言われています。


そしてこの手法が注目を浴びるきっかけとなったのが1982年公開の映画『E.T.』です。
ビールのCoorsや野菜ジュースのV8など様々なものがプロダクトプレイスメントとして登場しましたが、その中でも大成功したといえるのがハーシー社のリーシーズ・ピーセズというチョコレートです。
映画が大ヒットしたことも相まってこのリーシーズチョコは世界中で大ヒットし、その結果チョコレートの売り上げも当時の通常の300%増えたと言われています。


また近年では韓国ドラマに多く見られるようになりました。
言われてみればと頭に浮かぶ人も多いのではないのでしょうか。
実は韓国のテレビ放送では基本的にコマーシャルが流れることがありません。そのような理由から韓国ドラマでは、制作費を集めるためとしてプロダクトプレイスメントが流行ったと考えられています。


そして今現在中国ではこのプロダクトプレイスメントを生かして新たな広告の流れが生まれています。
それは海外の作品に対してプロダクトプレイスメントを行う方法です。
具体的にはまず、初めに海外作品としての広告として海外顧客にアプローチすしその後二次利用として世界的に広告を広げていくという方法です。作品として完成しているため追加広告費がかかることもなく世界的に広告を打ち出せるということです。また世界的に人気である作品として国内に持ち込むことになるため国内では爆発的な人気になるという仕組みです。実際に中国ではこの手法を行い大成功した例があります。


中国で生まれたウォッカカクテルの「RIO(リオ)」は、韓国大人気ドラマである『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』で、飲むシーンが出たことから東南アジア地域で人気を集めることになったのです。
面白いのですが、実はドラマ放送当時この商品は広告を出していた韓国でさえも販売されておらず中国本土のみの発売であったのです。韓国東南アジア地域の人気のみならず、中国でも『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』が国内放送されたことがきっかけとなり中国本土でも人気に火がついた結果、この「RIO」は2021年に中国でトップシェアになっています。


海外のプロダクトプレイスメントにご興味をお持ちになりましたら、株式会社AKATSUKIにお気軽にご相談下さい。




御社商品もあのドラマ・映画に登場
海外での
認知をあげる!
UPイメージアイコン
プロダクトプレイスメント

対応国

  • 中国
  • 米国
  • タイ

他地域も拡大中!

詳しくはこちら

記事一覧に戻る

その他サービス